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櫨屋敷で櫨染和紙による写経体験 

ナビゲーターの「松山櫨復活委員会」のelsterです。
7月10日と11日の2日間、田主丸町の櫨屋敷で櫨染和紙による写経体験を行いました。

今年の「春のまち旅」で写経体験に参加した時、ただただ無心に書いていくことで精神が非常に落ち着
くことに気づきました。写経が以前は教えを伝えるためだったものが、次第に精神修養となっていった
経緯が、実際に体験することでよくわかりました。

櫨染和紙による写経8
今回の櫨染和紙による写経イベントは、写経をするための紙にこだわりました。櫨染は以前から取り組んできましたが、和紙に染めることは初めてです。
櫨染はもともと正倉院文書の経典出納記録に記載されていました。すなわち写経用の色紙として使われていたのです。

櫨染の色は太陽の色であり、富や理想の象徴の色でもあります。写経をする紙に、わざわざこの色をつけたのは、自分たちの豊かな理想への祈りが込められたためではないかと、勝手ながら私は思っています。


もちろん櫨染の和紙を準備しなくちゃいけません。実のところ、和紙屋さんに行って頼めばいいって、
いつものように簡単に考えて、八女和紙製造の「松尾和紙」さんに行ってきたわけです。
松尾和紙さんのところはこんな感じで一枚ずつ手漉きで和紙を作られています。

彼らにしてみれば日常の風景なんですが、職人さんの作業って、すごいですね!!

櫨染和紙による写経1


これが楮(こうぞ)です。すでに水分を吸っている楮には、あまり染料は入りません。
それじゃ楮をいったん乾かして染めてから・・・って流れは御法度でした。楮は一端乾かすと変質するのです。
松尾和紙さんのところでは、以前藍染めの紙に挑戦したことがあるそうですが、やはり薄いブルーになっただ
けで、思ったように染まらなかったとのことです。

櫨染和紙による写経2


そこで、媒染剤を使ってみることにしました。
布などを草木染めをする場合、必ず定着剤(媒染剤)を使いますが、これは染めた色が落ちないようにするため。日本では昔からみょうばんなどを使った媒染と鉄媒染の二種類が使われてきたそうです。
紙だから媒染剤は必要ないだろうと思っていたのですが、ものは試しです。
櫨の木のチップを煮立てた染液に、焼きみょうばんの粉をいれてみると・・・染まりました!

ようやく黄色になりました。みょうばんに感謝感謝。

櫨染和紙による写経3


櫨屋敷で行う写経イベントは、もともと屋敷の持ち主が常行寺の檀家さんだったので、ご住職に相談したところ
快く引き受けてくださいました。一般的には写経というと般若心経ですが、浄土真宗ですので
「三誓偈」というお経を、解説や説法を含めて、写経することになりました。

櫨染和紙による写経4


人間の心は見つからない答えを求めて彷徨っていると言われています。今回、この手間ひまかけた櫨染和紙に
一文字ずつお経を書くことは、不安の中で彷徨いつつ、それでも生きていかねばならない自分たちを、少しで
も勇気づけてくれるのではないかと、そう思いました。

櫨染和紙による写経7
もちろん写経をしている時間、櫨屋敷では櫨キャンドルも灯しました。写経をしながら、ふと疲れた時に温かい炎を見つめて目が癒されるように。
今回の参加者が、いずれも充実した時間を過ごすことができたと満足そうな面持ちだったので、私自身も勇気づけられて温かい気持ちになりました。「櫨染和紙による写経」は、全くの初めてのイベントでしたが、やってよかったと思います。

最後に、写経体験を催したことによって櫨染和紙に関する新たな発見がありました!
続きは松山櫨(はぜ)復活奮闘日記でご覧下さい。
( posted by elster )



コメントありがとうございます

  もんちっちも癒されてる?!       | URL | elster | 2011/07/12 * 編集 *

フローティング櫨キャンドル、きれいです。コップに氷を入れたりビー玉や花を入れてもいいです。

         | URL | hotomeki@管理人 | 2011/07/12 * 編集 *

elsterさん、写経体験おつかれさまでした。
夏にぴったりフローティング櫨キャンドル!
氷やビー玉もいいね。
水に楠のアロマオイルを入れておくと、ほんわか香って癒し効果抜群でした。

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