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4. 九州歴史資料館のバックヤードツアー
2018/07/27 Fri .
2018年上期/いつでもまち旅開催レポート
4.九州歴史資料館のバックヤードツアー 歴史系博物館の九歴新収蔵庫を公開!
拓本ブックカバー
まち旅レポーターの 朝倉2号 です。
小郡市三沢にある九州歴史資料館は、大宰府史跡をはじめ、福岡県内の様々な遺跡の発掘調査や研究を行っている施設です。
展示室には石器とか土器とか仏像なんかが並んでるんだけど、それは九歴のほんの一面。
一般人の入れないところで、いろんなことが行われているんです。
というわけで、いつでもまち旅のプログラム「歴史系博物館の九歴新収蔵庫を公開!拓本ブックカバー」で、九歴の裏側を覗いてまいりました~♪
※九州歴史資料館の公式サイトは → コチラ
今回ご案内いただいたのは、いつもにこやかな学芸調査室長の小田さん。
ご挨拶もそこそこに、しょっぱなから九歴の仕事を次々とご紹介いただきますw
熱く語る小田さんに、参加者の期待も膨らもうというもの。
というわけで、小田さんのご案内で「関係者以外立ち入り禁止」区域へ出発です。
まず見せていただいたのが、特別収蔵室。
といっても、とっても大事なものを保管する場所なので、
ドアを開け、入口からのぞくだけw
2つのカギを使わないと開けられなかったり、
湿度調整のため、内装に八女産、小国産の杉を使っていたり
純水で洗ってきれいにした空気を使ってたり、
まさにお宝の部屋って感じです。

次に案内されたのが古い絨毯みたいなこれ。
皆さん、何だかわかります?
じつは、西暦664年に造られた水城土塁の断面。
よく見ると色の違う土が層になってます。
小田さんたち専門家が見ると、
渡来人からもたらされた当時の最新技術で造られたことがわかるんだとか。
私たちは「へぇ~~」って感心することしかできないですけどねw
砂糖漬けやフリーズドライなど、
発掘品を保管するための技術を教えてもらい、修復作業をしている豪雨災害で汚れた古い書類を見せてもらったあとは、昨年3月に建ったばかり、でっかい瓶棺を中心に保管してある新しい収蔵庫へ。



「保管」だけではなく「見せる」ことも意識してるので、瓶棺の説明書きなどが貼ってあります。
ここではさらに小田さんが熱く語ります。
「これ、私が発掘したんですけど・・・」って何度聞いたことかw
ほんとに熱心なんですね~♪
さてさてお次は拓本とり。
ボランティアの皆さんに指導していただきながら、遺跡から出てきた瓦の模様を紙に写しとる体験です。

いろんな瓦から好きなものを選び、
上に画仙紙を置いたら、まずは水を含ませたハケでぬらします。
次に模様が浮き出るよう乾いた布で押さえたら、
大小2つのタンポでぽんぽん叩きながら墨をのせていくのです。
画仙紙が破れそうになるし、思ったように墨がのらないし、
初めてでなかなかうまくいきません。
でも、横からボランティアの皆さんが手伝ってくれるので、
2種類ずつ、いいできばえの拓本をとることができました。

できた拓本は色紙にコピーして渋いブックカバーに。
これは嬉しいお土産です♪


最後に床下の展示や、地面の断面までこだわってる大宰府政庁中門の1/10サイズ模型などもくわ~~~~~~~~~しく説明いただいて、残念だけどお開きとなりました。
今回のまち旅で、小田さんの100分の1かもしれないけど、歴史の楽しさがわかったような気がします。
小田さん、いろいろ教えていただき、ありがとうございました~♪
<追記1>
いつでもまち旅「九州歴史資料館のバックヤードツアー」は、
あと2回、8月12日(日),9月9日(日)にも開催されます。
ふだんは見ることのできないバックヤードを思う存分満喫できちゃうし、歴史好きにはたまらないプログラムですよ~♪
※プログラムの詳細は → コチラ
※お問合せ・申込み → まち旅博覧会事務局 / TEL (0942)31-1730 10:00~17:00 土・日・祝日休み
<追記2>
九州歴史資料館では8月12日(日)まで、
企画展「幕末の城-近世の沿岸警備と幕末期の城郭-」を開催中。
江戸時代初期の一国一城令に始まり、鎖国中の沿岸警備や黒船への備え、幕末に新たに築かれた城郭など、わかりやすく展示されています。
ぜひおでかけくださいね。
※企画展のチラシは → コチラ(PDF)
4.九州歴史資料館のバックヤードツアー 歴史系博物館の九歴新収蔵庫を公開!
拓本ブックカバー
まち旅レポーターの 朝倉2号 です。

展示室には石器とか土器とか仏像なんかが並んでるんだけど、それは九歴のほんの一面。
一般人の入れないところで、いろんなことが行われているんです。
というわけで、いつでもまち旅のプログラム「歴史系博物館の九歴新収蔵庫を公開!拓本ブックカバー」で、九歴の裏側を覗いてまいりました~♪
※九州歴史資料館の公式サイトは → コチラ

ご挨拶もそこそこに、しょっぱなから九歴の仕事を次々とご紹介いただきますw
熱く語る小田さんに、参加者の期待も膨らもうというもの。
というわけで、小田さんのご案内で「関係者以外立ち入り禁止」区域へ出発です。


といっても、とっても大事なものを保管する場所なので、
ドアを開け、入口からのぞくだけw
2つのカギを使わないと開けられなかったり、
湿度調整のため、内装に八女産、小国産の杉を使っていたり
純水で洗ってきれいにした空気を使ってたり、
まさにお宝の部屋って感じです。

次に案内されたのが古い絨毯みたいなこれ。
皆さん、何だかわかります?
じつは、西暦664年に造られた水城土塁の断面。
よく見ると色の違う土が層になってます。
小田さんたち専門家が見ると、
渡来人からもたらされた当時の最新技術で造られたことがわかるんだとか。
私たちは「へぇ~~」って感心することしかできないですけどねw


砂糖漬けやフリーズドライなど、
発掘品を保管するための技術を教えてもらい、修復作業をしている豪雨災害で汚れた古い書類を見せてもらったあとは、昨年3月に建ったばかり、でっかい瓶棺を中心に保管してある新しい収蔵庫へ。



「保管」だけではなく「見せる」ことも意識してるので、瓶棺の説明書きなどが貼ってあります。
ここではさらに小田さんが熱く語ります。
「これ、私が発掘したんですけど・・・」って何度聞いたことかw
ほんとに熱心なんですね~♪
さてさてお次は拓本とり。
ボランティアの皆さんに指導していただきながら、遺跡から出てきた瓦の模様を紙に写しとる体験です。



上に画仙紙を置いたら、まずは水を含ませたハケでぬらします。
次に模様が浮き出るよう乾いた布で押さえたら、
大小2つのタンポでぽんぽん叩きながら墨をのせていくのです。
画仙紙が破れそうになるし、思ったように墨がのらないし、
初めてでなかなかうまくいきません。
でも、横からボランティアの皆さんが手伝ってくれるので、
2種類ずつ、いいできばえの拓本をとることができました。


できた拓本は色紙にコピーして渋いブックカバーに。
これは嬉しいお土産です♪



今回のまち旅で、小田さんの100分の1かもしれないけど、歴史の楽しさがわかったような気がします。
小田さん、いろいろ教えていただき、ありがとうございました~♪
<追記1>
いつでもまち旅「九州歴史資料館のバックヤードツアー」は、
あと2回、8月12日(日),9月9日(日)にも開催されます。
ふだんは見ることのできないバックヤードを思う存分満喫できちゃうし、歴史好きにはたまらないプログラムですよ~♪
※プログラムの詳細は → コチラ
※お問合せ・申込み → まち旅博覧会事務局 / TEL (0942)31-1730 10:00~17:00 土・日・祝日休み
<追記2>
九州歴史資料館では8月12日(日)まで、
企画展「幕末の城-近世の沿岸警備と幕末期の城郭-」を開催中。
江戸時代初期の一国一城令に始まり、鎖国中の沿岸警備や黒船への備え、幕末に新たに築かれた城郭など、わかりやすく展示されています。
ぜひおでかけくださいね。
※企画展のチラシは → コチラ(PDF)
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